開発前はナツメグ農園の一部でSalat roadとして知られていたこの通りは、1857年のインド大反乱時のイギリスの英雄の一人として敬意を表して1858年にNeil Roadと変更された。
このニール通りを西から東へと歩いてみた。
西側の出発地点はブレアー通りを始め、美しいタウンハウスが残っているエリア。
ここもエバートンロードと交わるまでに政府からの保全指定を受けた何軒もの歴史的に重要な家が並んでいる。
その代表が青が鮮やかなババハウス。
こちら↓元はマラッカ生まれのビジネスマンChoa Kim Keatの家。両側にある笹が涼し気
混雑したチャイナタウンから逃れる様に裕福な人達がこぞってこのエリアに家を建てたのだそうだ。
どこも本当に綺麗にリノベートされている
シンガポールのタウンハウスの内装はデコラティブな清朝時代のものが多々だけれど、たま~に見かける明朝時代の中国家具。シンプルな曲線が美しいと思う。
静かだったニール通りもカントンメント通りを渡ると街は段々と賑やかになって来る。
Keon Saik通りとのY字角に立つのは旧タイガーバーム工場。
イギリスのエリザベス女王がお茶を飲んだ茶屋があるのもこの通り。
こちらもきっと裕福な人達が住んでいたんだろうなぁ~と思わせるブロック。
最後は付近がMRTの駅の工事真っ最中の人力車駅。1880年代に上海を経由して日本から輸入された人力車のメインデポだった場所。
こちらも工事が終わって綺麗になったら改めて見に行きたいと思う。
このマックスエウエル通りとタンジョンパガー通りと交わった所でニール通りはサウスブリッジ通りとなり、シンガポール川のボートキーへと出る。
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