1世紀近く前に建てられたオーチャードロードに残る最後のショップハウスが最近一部オープンとなった。
列の東端は、かつてのマラヤモーターズのショールームで、シンガポールの建築会社と言えばのスワンとマクラーレンによって設計された建物。
2020年にシンガポールに越してきた我が家、初めて見た時はこんな色だった。
1927年に完成した旧ショールームは、第一次世界大戦中のゴム市場の拡大に煽られて、自動車の需要は 1913年~1918年の間に3倍に増加し、1920年代までには自動車のショールームとワークショップ (現在のハンディロード Handy Road) の運河沿いのいくつかの工場) の分野で急増したと言う。
1925年にはシンガポール初のフォード用組立工場が1日12台の生産能力でこの地域に開設されたらしい。
フォードと言えば、ブキティマに以前はフォードの自動車工場だった第二次世界大戦の博物館がある(1942年にイギリスが日本に降伏した場所)。
ショールームとしての使用は1980年8月の販売が最後とのこと。その後は1988年にシンガポール製造業者協会、2002年に私立学校で使用されていた。
ショールームの隣はベルギーのフランドル地方でもよく見られる様な屋根の外観を持つ建物で以前はミッドフィルムハウス(中東映画館)だった場所。
以前は真っ白だったのが、淡いグレーになった
アールデコぽっい建物は1928年に建てられ、一時は百貨店にもなっていたそうだ。
コチラも私達が越してきた2020年は白に黒のアクセントが効いた外観だった。
中はコミュティーセンターの様な感じになっていた。
だれもが使えるライブラリーも有り。
カフェやお土産に出来そうなショップも
裏庭もあって、一対の保存されたコンクリートの螺旋階段も残っている。
一番賑わっていたのが、プラナカン料理の店。お昼時とあってか、店の外は待っている人で一杯だった。
個人的に興味をそそられたのが、レストラン前に展示されていたスクリーン。
今のAIの技術によって、セピア色した写真が色を帯びて生き生きと動き出すのだ。
見てると何だか100年以上前のシンガポールにタイムスリップした様!
一番右端の建物一階はママディアムに変身
閉まっていたので中には入れなかったけれど、ショップハウスバーが気になる。
新しい発見をしたドービーゴート界隈でした。
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