薔薇の香りが苦手で、ローズが前面に出されたトワレやコロンをこれでもかぁ~と言うほど纏った人がそばに来ると思わずウッと眉間に皺が寄ってしまう・・・・
自分でも何故だか分からないけど、あの香りが良いとは思わないのです。香水を調合する上で欠かせない香りなんだと思うけど、とにかく薔薇が強調された香りは苦手。
薔薇の花の香りを嗅いでもやはり同じ。でも過去に一つだけこれは良い香りだと思った薔薇があった。
フランスのボルドーの郊外にある親戚の家。広~いお庭の裏には小さなロマネスク様式の教会があって、そこに住むオジサンが庭の片隅に咲いていた可憐な花を摘まんで、「これ、とても良い香りがするんだよ!」て渡してくれた。その薔薇は本当に良い香りだったのを覚えている。
オリエンタル系のエキゾッチクな香りから爽やかなハーブ系まで、その時の気分によって付けたい香りは違ってくるけど、随分と前から女性用のよりも男性用のパルファムの方が良い香り~と感じていて、最近は”女”を強調した香りよりもユニセックスな香りが好き。
私も時折拝借しているので減りが早いのかもしれないが、先日、僕のFicoがもうすぐなくなる~と買いに行って来たのがオーチャードのパラゴンにあるEscentials。ここにアクア ディ パルマの取り扱いがあるのです。
このブルーボトルのメディタリネオ シリーズは色々あって(みな良い香りなので全種類集めたくなってきちゃう!)、FICO di AMALFIはプシュッとした瞬間にフルーティー&フィグの甘い香りがする。ベースがシダーウッドやアンバーなので爽やかさの中にも男性的な香りも感じ、ただ甘いだけの香りではないのです。
このEscentialsには前から気になっていたBYREDOも取り扱っていた。
バレードは2006年設立と若いブランドなのだけど、この名前を知ったのはポーランドのワルシャワにあるホテル ブリストルのバスアメニティー。直近ではシンガポールに引っ越して来る時にサプライズなアップグレードで搭乗したエミレーツのファーストクラスのコスメがこれだった。
数種試して選んだBAL D'AFRIQUEはベースにモロッコのシダーウッドが使われていて、トップノートにはアフリカのマリーゴールド、ベルガモット。ミドルにはシクラメン、バイオレットが使われている。つけると何となくドライと言うか、乾いた大地に立っている様な気分になる香り。パッケージングもクール。
湿ったシンガポールではこんな香りが重くなくて良い。
夏になると街中で見かける率が多くなるロエベの定番バスケット(ここシンガポールは常夏だけど)。私も多分に漏れずそのうちの一人なのだけど、私はタウンユーズよりもビーチユーズ派。なので最近はとんと出番がない!
今年のイビサ コレクション2020で見たスイレン柄。随分と前にこれの巾着袋がある事が分かって、買いに行ったのだけど、この茶巾袋、白とブルーの2色使いだった。バスケットに丁度納まるサイズで気にいっている。で、巾着袋を買いに行った時に目に留まったオードトワレ。
聞けばロエベ初のユニセックスのオードトワレという事だった。
トップにココナッツウォーター、グリーン・ガルバナム、マダガスカル産のマンダリン・オイル。ミドルにドリフトウッド、サンドリリー、フランジパニフラワー、ヴァニラアブソリューとパチョリオイル。最後に温かみのあるアンバーグリス。
花、海、大地と様々な香りが感じられて、付けた瞬間気分がUPして、私的には今日も頑張ろう!ってなる香り。
海外に出れない今、イタリアのアマルフィ、マグレブの国モロッコ、地中海のパーティーアイランド、イビサ島等香りで妄想旅行を楽しんでいるのです。
香りの好みは人それぞれだけど、上記は全てコロンとかトワレなのでレストランに行ったとしても料理の邪魔にならないし、人に不快な思いをさせる香りではないと思う。
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