シンガポール川沿いに立つアジア文明会館は1800年代後期に建てられ、政府官庁等で使用していたコロニアルスタイルの美しい建物。常設展の他にも特別展示も頻繁にされている。
散歩で前を通ったら、「僕、これ見たい!」と。
普段ミュージアムなどにはあまり興味を示さない彼が引かれたのは、美しい舞妓さんの写真と浮世絵だった。
今は制限があって、2人までしか一緒に行動出来ないから、逆に空いているかもねとオンラインでサクッとチケットを購入。案の定週末でも結構空いていた。
浮世絵展のLife in EDOとRussel Wong氏のIn Kyotoが同時に特別展示されている。
Wong氏の写真展はモノクロで見る京都や舞妓さん、芸子さんが本当に美しかった。
そして、江戸時代の物の値段で驚いたのが吉原の花魁さんって当時10万もしたの?
その時の家の家賃が1万円で、鰻丼が3千円だった。
ブリュッセルに住んでいた時にも浮世絵展があって、観に行った覚えがあるのだけど、見れば見る程細かさに感嘆する。
行こうと思いつつ、行けてなかった初めてのアジア文明会館は私的には常設展を見るのを楽しみにしていた。
そんなに多くの展示はないけれど、アジアの文化や宗教などの歴史がテーマごとに見られる。
治安の悪さから、きっと生きている間にはアフガニスタンには行けない様な気がするので、この地でギリシャ彫刻に感化されて、仏像が生まれたと聞くガンダーラ美術を間近で見られるのもポイント。
だから仏像の顔は洋と亜が混ざった様なハイブリットでイケメンが多かったりする。
アジア文明会館、また暫くしたら観に行きたいなぁ~と思う。
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