以前にCarig通りを歩いていた時、ココ素敵だね~今度行ってみようと言っていたFrenchガストロバーのMa Cuisine。
早速予約をいれて、週末のディナーとなった。
QRコードをスキャンして、”ボンソワール”と中に入ると、メルシーマルセルみたいな気の抜けたボンジュールではない、ちゃんとしたボンソワールが返ってきた。
きっとムシュにしてみたら、私のボンソワールが気の抜けたボンソワールだったかもしれないけど・・・・
何だかんだと一通り小話をした後、さて何飲む?と来た。アペリティフではなくて、ワインの事を指しているのは分かっているけど、何飲むって・・・・・
食事を決めてからワインを選ぼうと思うのだけどと言ったら(Benoitがね!)、ココではワインが主役だから、飲んでみたいワインを選んでからそれに合う食事を選んでね!っとの事だった。
そして選んだワインがボルドーのサンテステフからシャトー・ラフォン・ロシェ((Chateau Lafon Rochet)1975年。
ワインリストの中の比較的リーズナブルな値段のワインがこれだったらしい。(リストの中にはびっくりする様な値段のワインが沢山あったらしい)
リストの中にはフランス産のワインのみならず、インドのワイン等もラインナップされていた。(インドで飲んだ事があるけど、結構美味しいワインだった覚えがある)
埃をかぶったボトルを持ってきて、これがラスト1本だと言われた。
綺麗に埃が取り除かれたボトルのラベルを見れば年季の入っているのが一目瞭然。コルクも年月を物語っていた。私45年物のワインを飲むのは初めての事。
アルコールはそこまで抜けてなくて、タンニンとか強すぎるのかと思ったら、滑らかで飲みやすいワインだった。
アントレにはきっと1年ぶりに食べるフォアグラのパテとアンチョビが乗ったクリスピーなパイ。
フォアグラのパテはサンテミリオン郊外の家族の家で作る手作りのパテが最強に美味しいのを知っているから、感動はないものの、ピンクマーブルの様な美しい輝きを放っていた。
プラはど~んとTボーンステーキをシェアー。私はマリーナベイサンズにあるCUTより美味しく感じたけど、BenoitはCUTの方が好みだったらしい。
手のひらの写真が転写された特徴ある取り分けのお皿。これはブリュッセルのイタリアンレストランでも見た気がする。その時は丁度手のひらの中にパスタが収まっていた。
サイドディッシュにサラダとミニパスタもあって、お腹一杯になり1/3は残してしまっていたら、ムシュがやって来て、あれ?美味しくないのと聞かれて、
美味しいけど、お腹一杯!と告げると、”ALLEZ~~~~”って。
小太りでも沢山は食べられないのよね!アレ~~って言われても食べられないし、デザートが美味しそうだから、その為にスペースが必要なのと言うと、じゃ~ドキーバックにする?ってウレシイ提案をしてくれた。
そうそう、ここのテーブルにはそれぞれ違うワイン箱の1辺が埋められている。ボルドーのどこぞのレストランでも同じ様なテーブルがあった記憶がある。
サンテミリオンに行くと箱も売っていたりするし、家でもハムやチーズを乗せるプレートとして使っているのです。
こちらはフランス、ブルゴーニュ地方のボーヌにもお店があるのだそう。ボーヌはマスタード有名なディジョンの南にある街。
他のテーブルへと運んでいるのを横眼で見ていて、その時はまだメインのお肉を食べる前だったので久しぶりにパリブレスト食べよう~~~~♪と思っていたけど、やはり食べられそうもないので、プディングを少しもらった。
ポルトガルで食べるような濃厚なプディングかと思っていたら、想像と違って、あっさりめのプディングだった。
デザートを食べていると、ムシュがやって来て、他のテーブルでこのワインを飲みたかったらしいのだけど、最後の1本を私達が開けてしまったので、少し貰って試飲させても良い?と聞く。私達はもう食べ終わってるし、ワインも残っていたので、どうぞどうぞと。その代わりにとそのテーブルが選んだワインだよ~と試飲させてくれた。
Benoitはデザートの代わりにとワインリストにあったポルトワインをオーダー。
ミシュランの☆一つ付いたガストロワインバーは気取りがなく居心地が良い。セラーには300以上のボトルが眠っているらしい。
ワインラヴァーにお勧めの館です。
夜の館も素敵
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